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解体業者にしっかりと現場調査をしてもらうことで、より正確で責任ある解体費用を算出することができます。
お立会いの上、建物内部を見てもらえば、より正確なお見積もりを出してもらうことができますし、撤去範囲の特定も出来ます。
また、お会いすることによって「お任せして安心かどうか?」判断基準にもなります。
電話でも概算見積もりを出してくれる解体業者もいますが、口頭での見積りだけですと実際に発注した際の金額との誤差でトラブルになることもあるので、極力現地調査をしていただきましょう。
見積もり書を書面で確認しましょう。
その際の注意点としては、複数の解体業者から見積もりを受け取る場合は、同じ内容かどうかも確認が必要です。
また、見積もり書には「見積もり除外項目」が記載されている場合が多く、「地中障害物は別途」と記載されている事が一般的です。
地中障害物とは敷地内の地中に埋没している物で、通常の見積もりには地中障害物は含まれていないので気をつけましょう。
地中から何も出てこなければ追加費用はありませんが、解体工事を進めていかないとわからないことなので、地中から障害物が出てきたときは別途経費がかかることになります。
もちろん、その際には解体業者さんの方から報告があるのが通例です。
実際に解体工事が始まれば騒音やホコリなどで少なからずご近隣の方々には迷惑をお掛けすることになります。ですので近隣の方にご挨拶しておきましょう。
解体工事着工前に解体業者さんもご近隣に挨拶をして頂けますが、ご自身でもご挨拶をしておくと良いでしょう。
また、可能であれば解体業者さんと一緒に伺ってもいいでしょう。(新築や建替え工事のあと、挨拶をしなかった事が原因でご近所の方との関係が悪くなったなど声も耳にしますので。)
ガス、電気などがつながったまま工事を行うと大変危険です。そのため、ガス、電気、電話の引込配管、配線の撤去の手配をしましょう。
また、水道は通常、解体工事中にホコリの飛散を防ぐための散水用として解体業者さんが使うことになるので、撤去する前に解体業者さんに確認した方がいいでしょう。
解体工事は高所での作業が伴うため、まず足場養生の組立を行います。その際に養生シートをかけて騒音やホコリを防ぎ、近隣の方への迷惑を最小限におさえます。
建物から手作業で撤去できるものを撤去します。たたみ、サッシ、断熱材、建具、瓦、内部造作、住宅設備機器、石膏ボード、不要品(タンス・衣類など)
壁、屋根、梁、柱などが残った上屋を解体し、基礎を掘り起こし撤去していきます。防塵のため、水をまきながらの作業となります。
廃材を木材、鉄、プラスチック、コンクリートガラなど分別を行います。 細かなものは手作業で分別をしながらの作業となります。
そして廃材の種類ごとに搬出車両に乗せて処分場まで運搬し、処分します。
解体終了後、廃材が地中に残ったりしていないか、その下にコンクリートが入っていないかを確認します。
建物、基礎などの撤去が終わると、敷地全体を平らに整地します。駐車場にする場合は砕石などを敷いたり、アスファルト舗装を施します。
工事完了です。可能であれば現地にて契約通りに撤去がされているか、残存物がないかなどを立会いのもと確認をしましょう。